ベルガモットFCFは、「フロクマリンフリー(Furocoumarin Free)」の略で、ベルガモット精油から光毒性の原因となる成分 ― 特にベルガプテンなどのフロクマリン類を取り除いたものです。
なぜ「FCF」が必要なのか?

ベルガモット精油には「光毒性(フォトトキシシティ)」と呼ばれる性質があり、紫外線と反応すると肌に炎症や色素沈着を引き起こすことがあります。
これは、精油に含まれるフロクマリン類という天然成分が原因です。通常タイプを肌に使用した状態で日光に当たると、やけどのような皮膚トラブルが起こるおそれがあります。

一方、FCF(フロクマリンフリー)タイプのベルガモット精油は、光毒性の原因となる成分をあらかじめ取り除いており、肌に使う場合でも日中の使用が可能な、安全性の高い精油として知られています。

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FCFベルガモットの香りと成分の違い
FCFベルガモット精油は、光毒性の原因となるフロクマリン類を取り除いているため、通常のベルガモットに比べて香りのごくわずかなビター感や奥行きが軽減されることがあります。
ただし、柑橘の爽やかさや華やかさといった主要な香りの特徴はそのまま保たれており、全体としての香りの印象はほとんど変わりません。
また、主要な芳香成分であるリモネンやリナロール、酢酸リナリルなどはそのまま含まれているため、
リラックス効果や気分を高めるアロマテラピー効果も通常タイプと同様に期待できます。
購入時に気をつけたいポイント
- 「FCF」や「フロクマリンフリー」の表記を確認しましょう。表記がない場合は、通常タイプである可能性があります。
- 価格が極端に安いものは要注意。合成香料や品質の低い製品の可能性があります。
- 香りにこだわりたい方は、産地(例:イタリア・カラブリア地方)や抽出方法もチェックするとよいでしょう。
ベルガモット精油を安全に使うための注意点
いくら安全性が高まったとはいえ、精油は高濃度の植物成分。正しく使うことが大切です。
- 原液のまま肌に塗布しない
必ずキャリアオイルで1%以下に希釈して使ってください。 - 目や粘膜に触れないよう注意
もし誤って入った場合は、大量の水で洗い流し、必要なら医師の診察を。 - 子どもやペットの手の届かない場所に保管
誤飲・誤用を防ぐために、高温多湿を避けた場所に保管しましょう。 - 妊娠中・授乳中・持病のある方は専門家に相談を
体調に影響を与える場合があるため、使用前に医師やアロマセラピストにご相談ください。

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ベルガモットFCFは、肌に触れる使い方をしたい人や、日中でも安心してアロマを楽しみたい人にとって、非常に頼れる存在といえるでしょう。
爽やかで気分を明るくするベルガモットの香りを、より自由に、より安全に楽しむための一つの選択肢として、ぜひ取り入れてみてください。

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